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2013.05.30 20:57

DSC06594.jpg

桜の開花を迎えるころになると思い出すことがある。
咲いては思い出しまた忘れ、
咲いては思い出し、また忘れ。
この繰り返しで20年は過ぎたろうか。

事の発端は中学の頃読んだ国語の教科書だ。
誰が書いたのか、主題はなんだったのか、さっぱり覚えていない。
ある染織家が桜の花の色を染め出すときに、
花びらではなく幹を使い、
この得も言われぬ美しいピンクを取り出すのだ、
そういう話だった。

「桜は花びらだけでなく幹全体をピンクに色づかせて咲いている。」

思春期のみずみずしい感受性に美しく響いたのだろう。
ほとばしる命の鮮烈なイメージとなって記憶され、
桜の季節を迎えるたんびになんとなく思い出してきた。

先日、染織家で人間国宝の志村ふくみさんを追うドキュメント番組を見た。
志村さんが桜染めの話をされているときに、
「この人だ。この人が教科書の人だ。」と確信した。

インターネットにいくつかのキーワードを入力すればいつでもわかっただろう。
大岡信さんの「言葉の力」という随筆に志村ふくみさんの言葉が引用されていることが。

でも、私は20年近く経つこのタイミングで、
志村さんご本人の口から語られる桜の話、
そして、すっかり忘れていた大岡さんの「言葉の力」に出会えてよかった、
と思っている。

今日、オイリュトミーの先生が
「見えないけれどその動きは身体の中ですでにはじまっているのです。」
と話された。
桜の話とあまりにもシンクロしていて不思議な気持ちになる。

あの時の気持ちは20年かけてここにつながった。
こんなところにつながるとは!というのが正直な感想だ。
では、今の気持ちはどこにつながっていくのだろう。

志村さんは、
不安定な藍の色素を取り出すことをライフワークにされている。
幻の「かめのぞき」という色を夢見ている。
藍の命が消えようとするまさにその瞬間にしか取り出せない色なのだそうだ。
夕立が去った後の空の色。
雨過天晴の色だという。

志村さんの娘さんも染織家だ。
ゲーテやシュタイナーの思想に感銘をうけられた娘さんが
染織に参加されるようになって、
不安定な藍の色を安定して取り出すことができるようになったという。

色と言葉とシュタイナー。
何度も何度も私の人生をかすめてくる。
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2013.05.24 18:28

DSC06864.jpg

ミュンヘンのお友達からヒロコに便りが届いた。

「おお!バイキングか…。」
と思っていたら日本の侍だった。

どうみても鎖帷子(くさりかたびら)を着てるよな。
右手にはパチンコ。
じぇじぇっ!二刀流!!

L君に、(正しい)侍の写真を送ってあげるべきか悩んでいる。


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