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2013.09.30 11:46

DSC00151_20130930131426921.jpg

海外で医者にかかるというのはストレスフルなことである。
それもなんていうか、かなり。
矯正歯科、一般歯科、眼科、小児科と一年(弱)を通して
ドイツではまんべんなく医者の世話になった。
渡独前も健康保険の加入の件でかなりストレスフルな状態になったので、
ストレスフルがもはや日常…といっても過言ではないだろう。

ドイツでは、ビザを取得するために健康保険加入証明書の添付が必要となる。
これが実にやっかいで、日本で販売されているいわゆる海外駐在保険や留学保険では
ビザがほぼおりないと思っていい。ビザを申請できる健康保険は
「ドイツの健康保険の内容に準ずる」ものでなければならないからだ。
日本の保険はそこまでカバーされていない商品がほとんど。
たとえカバーされていても、必ず許可されるという保障はない。
判断は現地の担当者の胸3寸というなんともあぶない橋を渡ることになる。

「ほんじゃどーすんの?」
答え:現地の保険に加入するんだよ♪
  (この現地の保険も加入条件があっていろいろとめんどくさいのだけど
   長くなるので割愛)

私   →やいのやいの(いわゆる口だけ)
旦那はん→もくもくとドイツ語の長文を読みあさり保険会社を探しやりとり
    (するが日本ではありえないほど返事はいつもスローペース)
という図式が渡独前。

私→   やいのやいの(いわゆる口だけ)
旦那はん→クリニックに予約をいれたり通訳をする
という図式がドイツ滞在中。

絵にかいたようなストレスフル夫婦である。

加えてドイツではホームドクター制度なるものが存在する。
病気になったらまずは登録したホームドクターを受診し初期診療をうけ、
さらに必要となれば、専門医や大きな病院を紹介してもらう、
という流れが一般的。
(もちろんホームドクターを登録しなかったうちのような例もあると思う)

私が理解した(と思われる)範囲で説明すると
ドイツでは3か月に1度、受診した医療機関に初診料10ユーロを払う。
(受診日から換算するのではなく1~3月、4月~6月…と決められている)
3か月の間に風邪で一般内科医を、その後ものもらいで眼科を受診したとしよう。
ホームドクターに一般内科医を登録していて、かつ、ホームドクターを介して
眼科を受診すれば、この初診料10ユーロはホームドクターにのみ支払うことになるのだが
患者の自己判断で(日本では普通ですよね、眼の不調は眼科にかかるって)
ホームドクターを介さずいきなり専門医を受診すると、
この眼科でも初診料10ユーロを払うことになる。

ものもらいでもまずはホームドクターで処置してもらい、
それでもだめなときは専門医へ紹介してもらう、という流れをたどると、
初診料は10ユーロですむというしくみ。

え~!!じゃあ、登録しておくほうがいいじゃないの!と思うだろう。
ここがいまだによく理解できていないのだが、
ホームドクターとして選んだ医療機関によるのか
加入した医療保険会社によるのかわからないのだが、
受診しなくても3か月ごとに10ユーロ請求されることもあるようなのだ。
逆に、ホームドクターを受診し、最初に10ユーロの初診料を払えば、
その年は一切初診料を請求されない
(もちろんどんな症状でもまずはホームドクターを受診し、
その後、必要ならしかるべき医療機関に紹介してもらうという流れなら)、
と言っている人もいて、さっぱりわからにゃーい、が本音。

医療機関や保険会社に直接確かめれば済むことだとは思うが、
言葉の壁は想像以上に厚いのである。
質問の意図を理解してもらうのに、旦那はんが苦心している姿を
他の場面ではあるが何度も見てきた。
ドイツの医療制度に対する基礎知識のないストレスフルな私たち。
「医者にかかるたんびに10ユーロ払うほうが気が楽~。
 もしかして、病気にならないかもしれないし~♪」

そういうわけで、ホームドクター制度を利用しなかった。(注1)

フルカバーされて自己負担ゼロゼロワンダフルの医療保険に加入されている
(しかも会社によっては保険料も会社が負担してくれる)
一流企業の海外駐在員の方たちには無縁の悩みである。

娘が注射を嫌がって軽く抵抗しただけで、
処置に特別加算がとられていたり(保険カバー外で請求あり)
私が頭痛で薬を処方してもらった時に、
症状の都合上、歯科矯正の治療の説明をすることになったのだが、
なぜか別件の相談料が発生していて請求があったり(もちろん保険カバー外)
眼科では、どんなに受診日が近かろうが毎度毎度、視力と眼圧の検査があって
検査代を請求された。
日本の医療の感覚でいると腑に落ちないことが多い。
日本人通訳を無料で手配してくれる日本人向けのクリニックがあるにはあるのだが
裏事情に通じている人に言わせれば、診療報酬の中に名目を変えて
きっちりと通訳代は組み込まれていて、
日本人駐在員はフルカバーの保険に入っていることが多いので、
本人の腹は痛まないからね~という話なのだ。

会計システムも日本とは違う。
医療機関を受診すると、後日、診療報酬明細と請求書が郵送されてくる。
(日本のように医療機関ですぐに支払いはしない)
請求額を医療機関の指定する口座に振り込んだ後、
保険会社に、明細と領収書を送ると、
保険でカバーされた金額だけ、個人の口座にキャッシュバックされるのである。

手続きが面倒なので、医療機関から保険会社に直接請求して、
保険がおりなかった差額を請求してもらえないか尋ねてみたが、
どこの医療機関も答えは「NO」だった。
フルカバーな保険ならいざしらず、
確かになんとなくトラブルの匂いがするから、
確実に医療費を支払ってもらえる方法を
そりゃ、医療機関も選択するだろっ、と思う。

ドイツでも歯科矯正は基本的に公的保険では対象外だ。
(個人で入る任意の高額な保険ではカバーされることもあるという話だが)
だから今回の長~い長~いドイツの医療事情の話は本題とはあんまり関係がない。

関係がないけど、どうでもいい私的な矯正治療の話よりずっと
どこかの誰かの役に立つ気がしている。


(注1)ホームドクター制度を利用しない不利益ももちろん生じた。
    ホームドクターだと、普段からの関わり合いということで
    予約がいっぱいでもある程度融通をきかせて診察してくれるのだと思う。 
    私たちはすぐに予約がとれないことがほとんど。 
    クリニックの予約状況と私たちの予定がうまくあわずに
    一週間後の予約になったこともある。
    通訳である旦那はんに予定のやりくりで負担を強いる場面が多々あった。
    
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2013.09.10 12:13

DSC07363.jpg

長い話。
なんだかあまりに長いので続けるのがいささか苦痛である。

矯正治療でまず最初にしたことは、
装置をとりつけるため歯と歯の間に隙間を作ることだった。

具体的にはどうやるのかと言うと、
歯と歯の間に無理やり平らなゴムを挟みこみ、しばらくそのままにするのである。
治療を終え、その全体像がはっきりした今だから言えるが、
期間中、一番つらかったのはここだ。

人というのは非常によくできていて、
口の中にゴツゴツとした金属があっても、それが針金でぎゅうと締め付けられても、
顎の骨にネジを埋め込まれても、1週間も我慢すればそれなりに慣れてくる。

しかし、このゴムだけはどうしてもだめだった。
強烈にシーシーがしたくなるのである。
無意識にいじり倒してしまう結果、
はずれかかったゴムを何度焦って差し込みなおしたことだろう。
ゴムの違和感は24時間ついてまわった。

この後、上顎をぐいんと広げる装置(口内炎製造装置とでも名付けたい)をとりつけ、
下の歯を2本抜歯した。
上下の歯の噛み合わせをひっくり返す過程では、
奥歯にもりっと詰め物をのせて噛み合わせを高くし前歯が重ならないようにもした。
歯の上下に金属のポッチをつけ、そこにゴムをひっかける顎間ゴムは、
ほとんどの期間、使用していたのだが、
強度でリス、ウサギ、キツネ、と外袋の絵柄が変わっていく。
最強マックスは「クマ」か「ライオン」だろうと予想していたが、
「一番強いゴムです。」と言って歯科衛生士さんから渡された袋には
「スイスのロープウェー」の絵が描かれていた。
ロープは絶対に切れませんっっっ!=このゴム強いよ!
的なメッセージを込めたのか知らんが、
「そうか、ロープウェーか…。」と思いつつ使用したら
その半端ない収縮力にのけぞりそうになった。

そんな風にあっという間に2年が過ぎ、
あと半年ほどでドイツに行くけれど、まだ抜歯した歯の隙間は埋まってないし、
なんだか終わりそうもないのだけれど…と不安になって、
専門医のもとに研修に来ていた当時の主治医に何度も確認をしたが
あいまいな答えしか返ってこない。
お世辞にも器用とは言えない主治医の手技が不安にいっそう拍車をかけた。

もともと、私の歯は歯根(=歯茎に隠れている部分)が長いので、
動かすのに時間がかかるとは言われていた。

抜歯から一年半経っても埋まらなかった隙間の理由は
主治医の力量にあったのか、それとも私の歯根の長さにあったのかはわからない。

わからないけれど、治療はドイツに持ち越されることになった。
ドイツでも、矯正治療に保険は適用されない。
いったい治療費はいくらになるのだろう…。
金銭面の心配だけをしていた私は、ドイツでさらに大きな問題に直面する。

その話はまた。

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2013.09.01 21:48

DSC07422.jpg

(閑話休題)

暑い暑い、暑すぎる夏でした。
こんなに炭酸を飲んだ夏があったでしょうか…。
(私だけ。おしゃまは炭酸を辛いと言って飲まない)
自家製の梅酵素が我ながらすごくおいしくできたので
炭酸で割っておしゃま(は水で割る)とごくごく飲むのが日課。

さて、楽しかった夏休みもあっという間に終わり明日から新学期です。
さみしそうだね、おしゃま。
楽しいことは終わるからいいんだってわかるのはもっともっと先のこと。
そんなせつな~い気持ちにあんみつはよく似合う。

8月最後の日。
ほいあん堂のたまおきともこさんが作るあんみつを食べに
0202さんへ行ってきました。題して「あんみつな2日」

5種類のあんこ玉が本当に愛らしい。
いちじく、すだち、とまとに枝豆、そして小豆。
固めに仕上げた輪郭のはっきりした寒天に、さらりとした黒蜜。

基本的に寒天は、常温もしくはほんのりと冷たさを感じるか感じないか程度で
あんみつにするのが一番おいしいと思っているわけです。
喫茶店で注文すると、「ひゃっこいな~。」と思うものが
出てくる(ことが多い)あんみつですが、たまおきさんのあんみつは違いました。

口の中で寒天もあんこ玉も体温でほろりとほどけて消えていく。
妙にはかなくてちょっとノスタルジーを誘うあんみつよ。

よ~く考えるとあちこちでたくさんあんみつを食べてきたことに気が付きました。
あんみつが好きだったのか、私は。(たった今自覚した)

ちなみに、京都のみつばちさんで食べたあんみつ以来の感動的なおいしさでしたね。
あそこの寒天もすっごくおいしかったよなあ。(遠い目)
はっと目が覚めたよな気持ちになった記憶があるなあ。

「あんみつな2日」
次は石釜のkoyaさんで9月7日、8日に開催されますよ。
たまおきさんに教わりながら
みんなでわいわいあんみつを作るあんみつワークショップもあるげな。
(私は用事があっていけないのだ~涙涙)

食べた人それぞれに好みの味がある5種類のあんこ玉。
私はトマト、旦那はんはすだち。
(トマトあん、おいしさにびっくりして作り方を尋ねてしまったほど。
すごく手間をかけてらっさいました。ということはどのあんこ玉もそうなのね…)

あなたはど~れ、どれでしょね~♪
ぜひとも食べてみてください。
そして、私とあんこ玉談義に花を咲かせましょう。

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